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confuoco Dalnara

miscellanea 2

No soy coreano, ni soy japones
『パッチギ!』の
"We Shall Overcome Someday"

『GO!』の
"No soy coreano, ni soy japones, yo soy desarraigado"
はコインの裏表みたいに聞こえる。
20年たって『パッチギ!』から『GO!』へ意識が変わったかもしれないけれど...
克服と同化と逸脱と俯瞰と...いろいろなせめぎあいの中でまだ揺れている。





The Game of Their Lives
ドキュメンタリー映画『奇跡のイレブン』を観て。

167cmくらいの選手ばかり、
でも攻撃的なサッカーで敵を抜き
果敢に攻めていく。

労働者階級の町Middlesbroughで開催されたthe 1966 World Cupの試合。
北朝鮮がソ連に負けてから
Middlesbroughの町は北朝鮮チームのサポーターになった。

共鳴する立場、投影する自己の姿。
underdogな町は北のチームが活躍することで
喜びとcatharsisを得ていた、と映画は伝えている。

正式国名DPRKと呼ばずにただNorth Koreaとアナウンスしたり、
国歌演奏も大会最初の試合と決勝の時のみとして
DPRKの国歌が流れる機会を回避したり...
冷戦下ならではの思惑が動いていた一方、
アジアの小国の蹴球がイギリス市民を熱狂させている状況がおもしろい。

Pak Sung-Jin(='Jin')の痛快なシュートは
地元紙に'Jin Tonic!'(=Gin & Tonic)
という見出しで載り('spirits'あふれるプレイということだろう)、
子どもたちはサインを求めて
北朝鮮の選手に駆け寄ってくる(2002年の取材時にもそのサインが宝物のように取り出された)。
今では考えられない、naiveで素朴な光景。

サッカーボールが
5角形と6角形を張り合わせたのとは異なる、
ハンドボールの球のようなはぎ合わせなのも新奇、知らなかった。

ゴールキーパーは'ムンジキ'だった。




外大で親旧と
旧友、文字通り親旧(チング)に会う。
2次会は外大で。
夜になってもバスケしている学生たちがいて
3on3したくなった。

ホンオ・フェ(発酵させたアカエイの刺身)をはじめて食べてみた。
(木浦に行かなくても食べられるのか...)
セリの茎を巻いて、塩と胡麻油か味噌をつけて食べる。
盃を重ねた後だったので、聞いていたほど匂いが怖いとも思わなかった。あまり発酵の進んでいない感じだったし...。
発酵食品は、ヤギのチーズもくさやも腐乳も食べられるくらいだからだいじょうぶだったのだろう...コリコリした歯ごたえがある。

砂肝炒めも塩と胡麻油をつけて。
お通しの白菜漬けは白かった。
赤くない白菜漬けを韓国ではじめて見た。夏仕様なのか、トンチミのような爽やかな味わい。
乳酸菌の味がするが
日本の白菜漬けのように昆布や鷹の爪は入れていないようで、
素朴な味だった。




氷!

ギャラリーに行く途中映画アカデミーを通り過ぎた。
思ったより間口が狭かった。

歩き疲れたら
美味しい抹茶(緑茶)パッピンス!

bingsu



marathon
自分を表現し、
感情をあふれさせることができないautisticな人の
表面に現れてこない辛さに心が痛んだ。
映画『マラソン』を観て。
コップからあふれ出して
流れていくことのできない感情の行き先はどこなのだろう...。

マラソンのトレーニングをしている運動場までジャージャー麺の出前を頼んで
青空の下、木陰で食べる。
屋外にも出前してくれるってやっぱり本当なのかなぁ。

飲んだくれコーチが高橋克美に似ていた。



糸田
前に訪れた時は
車でしか行かれなかったのだけれど...
地下鉄の駅が近くに出来て便利になった(今回はバスで行ったのだけれど...
T-Moneyを使うのが楽しくて、地下鉄とバスを乗り継いでみたりしている)

刺繍博物館には
ポジャギ(袱紗)や昔の韓服、刺繍の靴、ノリゲ(韓服につける装飾品)などが集められている。

日本だけでなく欧米でも何回か展覧会が開かれていて
カタログの趣が各国で異なっているのに瞠目した。
表紙に選ばれる作品ももちろん違うし、
展示された作品も違っていて...
心に残った藍色の作品は、
なぜかほかの国では展示されなかったそうだ。
藍色のポジャギの載った型録を選んだ。

ガラスにもポジャギが刻み込まれていて美しい。

pojagi museum.jpg

館員の方が
どこからでも好きなだけ写真を撮りなさい、とうながしてくれたが
余韻を胸に残して2枚だけ撮った。
好きなものはレンズや印画紙に映すより
網膜に映すのが好きだから...。



signboard
湖厳Art Hall近くを走っていた時
100年韓医院というハングルがなぜか
一瞬100円韓医院と見えてしまって
(おー安い!車止めてほしいかも...)と思ったけれど
もう一度見たらやっぱり違った。100円なんてねぇ...。

100円で買えなそうなものでも
もしかして100均にあるかな~と期待してしまう。
100均syndrome。

いろいろな看板。
感動のヌッキム標!
というコピーもおもしろかった。
ふだん日本語ではびっくりマークと呼んでいるけれど、
「びっくり」だけでないニュアンスを含意するヌッキム標は
コピーにつかえる。

中国語学院の看板も目に留まった。
イー・アル・サン(1、2、3)中国語学院。


以熱治熱
今日は中伏、韓国の土用の丑の日なので参鶏湯(サムゲタン)を食べる。
23日は大暑で今日もすこし蒸し暑いが、
暑い時には熱いものを食べるのがいいらしい。以熱治熱という。

初伏、中伏、末伏 伏日について(2004年)

釜山では素麺を入れて食べるサムゲタン

夏は漢方/韓方でいう肝を養う食材が良いそう...
レバー、あわび、しじみ、あさり、
なつめ(サムゲタンに入っている)、クコの実、胡麻、はちみつ、
セロリ、アスパラ、春菊など。

今年の伏日は15日、25日、8月14日。



ちゃじゃん飯
手打ちゃじゃん(炸醤)麺の店発見。
江南のお店みたいに麺打ち場がどーんとある。
おじさんは両腕を左右に思いっきり広げて麺をのばすと、だんだん麺が細くなってくる。

ちゃじゃんがお皿に残ったら
ごはんを入れてちゃじゃん飯にする食べ方をおそわった。



上方 韓国語噺 大銀座落語祭
江戸で初お目見えの銀瓶韓国語噺。
試写会もあったので大銀座落語祭のことをすっかり失念してしまっていた。
1988年に鶴瓶師匠に師事し
以来17年落語を続けている笑福亭銀瓶の韓国語噺、「動物園」。
桂枝雀が英語で披露したことでも知られる噺「動物園」を
銀瓶が韓国語で披露した(英語のは今あのCMで流れている噺だろうか...)。聞けなくて残念。

韓国語落語は9月にはソウル公演もあるそう。

そのうち寄席に行ってみよう...。
何年も前に末広亭をすすめられたが行く機会もなく
米朝師匠の高座は歌舞伎座だったので寄席にはまだ足を踏み入れたことがないから...。

来年5月には天満天神繁盛亭が
天神橋筋に出来るらしいのでちょっと楽しみ。


朱雀

世界遺産 高句麗壁画古墳展へ。
花崗岩の上の塗料が
1600年近くを経てもこんなに美しく鮮やかに残っている。
特に朱のつかい方が素晴らしい。
多彩な絵具のない時代は
限られた色でも印象的な画を描き出す。

石室の天井の造形もよかった。
この時代の様式の特徴的なものなのかもしれないが
四角に菱形を重ねてせりあがって行く造りが静謐とした美しさ。

日月星宿図や牽牛織女が描かれたものは
当時の天文学がわかって興味深い。

青龍(東)、白虎(西)、朱雀(南)、玄武(北、亀と蛇)の
四神全てを見ていくのが楽しかった。
高松塚やキトラ古墳の四神図につながっていくという。

紀元前3、4世紀頃の古代中国の宇宙観から生まれた四神は
朝鮮半島に伝わり、日本に伝わる。
日本では朱雀が鳳凰に、そして鳳凰は鶴に、とかたちをかえながらも
吉兆の象徴としての意味は残った。
鶴になった朱雀は玄武の亀と結びついて、
やがてめでたさを象徴するようになる。

そういえば...京都の庭園で鶴と亀の登場する庭を見てきた、一枝坦という。 
朱雀が
黒い嘴に紅い玉をくわえている姿、映画で観た清朝という時代も思い出すが...
その象徴する意味を知りたい...。



なび
ナビがウルルンド(鬱陵島)に...というニュースを聞いて
新種の蝶が飛んで来た...と思っていた。
ナビは韓国語で蝶。
今回の台風14号はアジア名ナビと名づけられている。
2003年の台風14号のアジア名はメミ(韓国語で蝉)

蝶は魂の化身と聞く。
また、羽のある小さな生き物は死者の化身とも言うので...
蝶と蝉にはつながりがあるような気もした。

Butterfly EffectやBrown Eyesのハヤン ナビ(白い蝶)もちょっと思い出す。

アジア太平洋地域では北西太平洋領域で発生する台風について
台風委員会各加盟国から集めた台風の名前リスト
(自然現象や動植物の名前140種類)から
発生順に名前をつけていく。
140種類一巡したらまたリストの先頭にもどる(先頭はダムレイ、カンボジア語で象)。

台風13号はタリムだったけれど、
最初聞いた時に『8月のクリスマス』のタリム(シム・ウナの役名)、韓国語?と思った。
タガログ語で鋭い刃先という意味。


沈清
パンソリなどでよく知られている孝女・沈清伝
のアニメーションが南北で公開されるそう。

『王妃 沈清』(ネルソン・シン監督)はAKOMを通して北のアニメーターも制作に多く携わった作品(韓国側はおよそ100人、北朝鮮側はおよそ400人が制作に関わった)。
日本のアニメーションなどで
韓国中国のアニメーターの名前をよく見かけたが...
最近はもっと人件費の安いフィリピン、ベトナム、北朝鮮などに
セル画制作が依頼されているという。

6.25の時に北から南へ来た人々のなかには...
ビジネスなどでも北と関わっていこうという人たちがいる、ネルソン・シン監督のように。
高句麗をテーマにした次回作でも南北共同で作業するという。



千里馬蹴球団
韓国でも『奇跡のイレブン』が公開されたそう(26日)、タイトルは『千里馬蹴球団』。

老人は不思議だ。
目の前の小さな皺だらけの姿からはなかなか想像できないけれど...
俊足と流れ星のような栄光を身につけていた...。静かな笑顔の中にそれが見えるような、星が煌いたような気がする。

Cray svr and Kimchi
top 500 supercomputer list for 2005/11で
1~3位、8、9位がIBM製、4位SGI製、5位Dell製、6、10位Cray社製。
7位NEC製は地球シミュレータセンターで使用。
16位のCray社製は韓国気象庁で使用。

キムジャン(冬に食べるキムチを漬けること)前線という、
キムジャンに最適な時期を毎年気象庁が発表している。KBS NEWSで知った。

キムジャンに最適な時期は
最低気温が零下の日が続くか
平均気温が4度以下の日が続く時らしい。

昨年より5~10日早いそうなので
ソウルは11月16~21日くらい、釜山は12月20~26日くらいだろうか。


王家の谷
奈良県明日香村のカヅマヤマ古墳で発見された石室は
磚積み石室構造で百済に多く見られる構造という。
皇族もしくは百済の王族が埋葬された可能性が高いそう。

奈良県明日香村は飛鳥時代の“王家の谷”と呼ばれている。

夏に観た映画『黄山原』は言葉がおもしろかった。
660年の黄山原の戦い、
百済・新羅・高句麗の三国時代、暗号でないのに暗号になってしまう言葉遣い...。



上火下沢
今年の韓国社会、政治経済を表す四字熟語として
大学教授200人にアンケートをとったところ
「上火下沢」(上は火、下は水)が選ばれたそうだ(約38.5%が選択)。
上火下沢は易經にある語で、火が上に向かい水が下へ行くように互いに相容れず離反する、という意味。what a chaotic situation!

3位には「舌芒於剣」(約11.5%が選択)が選ばれている。
舌は剣より強し、という意味だがペンは剣より強い(開成学園の「ペンケン」)というよりは、filterのかかっていない発語が多かった、というちょっとnegativeな意味らしい。
紀元前5世紀頃の中国で
湖沼の水面で天然ガスが燃える現象が観測されていたらしく、
その意味でも「上火下沢」や「火在水上」という語がつかわれていたようだ。

happy harmonica
キャンディ・カラーの欧州製ハモニカ、クリスマスのプレゼントに。

カルビを食べることを韓国語でハモニカを吹く、とも言う。
カルビをほおばった姿がハモニカを吹いているように見えるから...でもむかーしの表現みたい。韓国の友だちにアンケートをとったらみんな知らないって...(-_-)

chrharmonica



路地裏
で炭火焼。臨海Manhattanのふもとに迷路のような路地があって
ゆらゆら辿っていくのが楽しかった。

ソウルの西大門区にあった路地を思い出す。瓦屋根の韓屋が集まった一角も迷路みたいだった。
下北沢の焼け跡闇市派みたいな入り組んだ路地の市場はどうなるのかなぁ、再開発されるみたい...。

S(e)oul Cafe


Screen Quota goes round
今日のニュースより。
韓国のScreen Quota制が
現行のスクリーン占有率の年間146日(40%)から
110日(30%)に縮小される見通し。
ただし、米側は73日(20%)を要求しているそう。
これは韓米のFTA交渉に伴うもので、
現在両国間でquota(割り当て分)について折衝をすすめている。

ここ何年かはScreen Quota制にかかわらず、
Box Officeで韓国映画のシェアがハリウッド映画を上回るシーズンがあることを知っていたけれど...。
半年以内に映画振興法法令を制定する方針とのこと。
今後産業としての韓国映画がどう動いていくか、目が離せない。
韓国映画とIMF



Korean Endive?
荏胡麻の葉の代わりにエンダイブが出て...
エンダイブの韓国風サラダ(甘、鹹、酸の三味が混じり合う)と
ソルラル(旧正月)後なのでトックッ(韓国の雑煮)も供された。
エンダイブのサラダはあましょっぱくて、かすかな酸味が爽やかで美味しい。
タイ料理の味をすこし思い浮かべた。


Bacchus' chocolate
韓国焼酎入りのチョコレート。Bacchus向けですね。

韓国に酒の神っているのかなぁ(いるハズ)、気になる...。

sojuchoco2006

Without Ceres and Bacchus, Venus grows cold.


db

年末公開されたサイト、朝鮮王朝実録
国史編纂委員会が李王職図書館の史料をDB化してネットで公開したもの。

そして今月
韓国映像資料院(KOFA)の
韓国映画専門DB(kmdb)もサービスを開始した。
kmdbによると
最古の映画、迷夢が発掘されたそうだ。

昔の映画ポスターを見れるのがいいなぁ。
2004年のPIFFでは
長音発見

ふたつのサイトをのぞいてみれば
ドラマや映画の見方が変わるかもしれない。
『王の男』や
ハン・ソッキュ主演の書生映画も...。


四書
四書といえば
四書五経の
「論語」「大学」「中庸」「孟子」と思いきや...
韓国男子必読(?)の4つの小説を言うらしい。
三国志、水滸伝、西遊記と
ちょっと趣の違う金瓶梅(だったかな...もう一度確認)。

三国志、水滸伝は中学生の時読んだけれど...
半島と日本では
漢文化の受容のされ方に温度差があるようだ。
日本で必読の書は
とうの昔に(明治維新のころから?)漢書ではなくなっている。
学生時代に三国志を読むことも、もうあまりないし...
(社会人になって、ビジネス書として三国志を読む人は増えているかもしれない)

兵法や知恵を知るのもいいかもしれない。
『風のファイター』によると大山倍達(空手バカ一代)は
宮本武蔵の「五輪の書」を読んでいたそうだ。
アジアで共有している古典、その価値観や知恵。
一方欧州はどうなっているのかなぁ。

韓国Cacciatore
最近気に入っている韓国料理が、
カチャトゥーラのような味わいの料理。
トマトは入っていないと思うけれど
赤いソース(赤い薔薇ソースの伝説はロマンチックだった)がとろりとして美味しい。
チーズも入ってどこかイタリアンな韓国料理。


韓式母の日
日本橋でチャングム展を見て
15種以上の野菜で食べるサムパプ(サムチュなどでごはん・味噌などを包んで食べる料理)店に行く。
鯛鰤海老烏賊帆立なども軽く火を通して野菜にサム(包んで)して食べる。
おこげ、黒豆などのマッコリ(濁酒)がお相伴。
以前そろりそろりと家に運んだ春玉の白もある(昔は...
韓国のマッコリのように運ぶ間も発酵がすすんで蓋が飛ぶこともあったとか...)

チャングム展で手作りのお酢入りらしき壷を発見したのが楽しかった。
日本橋の歩道にはアイボリー、サーモンオレンジなどのポピーの花が風に揺れてきれいだった。
チャングムのチョゴリの色を思い出す...チョゴリもチマも、近くで見ると様々な地紋が織り込まれていて美しかった。




韓流 in Syd
At the airport, Korean lyrics met my ears.
I wondered where they came from...
It was from the wool knit shop, and I found the clerks were asian.

After saying hello to the clerk,
I realized she was a Korean.
She said, Korean music was so popular in Sydney.

(I heard many Korean speaking in City...o, I see)
But not that.
"Chinese and Thais love to listen to Korean music", she said.

Hope to go there again, to look around the CD shops in the China town,
to see the hallyu in Syd.


faddish Korea:hallyu in Ginza
去年6月狎鴎亭で買った文具、マトリョーシカ好きなので。

matryoshikaGreen.JPG

銀座でも売っているそう。
ビタミン・カプセルみたいなメッセージ・カプセルもちょっと気に入って...
文具好きの三つ子の魂がよみがえる!

millimeter/milligramの文具は日本でもぼちぼちお目見えしているそう。
銀座や代官山のセレクト・ショップには韓国人デザイナーの服も並んでいる。
思い出したのは、
むかーしJusarraというSao Paulo出身の韓国人デザイナーの服を買ったこと...
背中のタグの、袖をひろげたチョゴリの絵が可愛くてそこにも魅かれていた。
そして
私たちと違う、3 syllablesの名前が異国的で記憶に残った。
(韓国の名前は通常 2 syllablesか 1 syllable)

jusarra_store4.jpg



OhmyNews
Cyworld、オンラインゲーム(Lineageなど)、ポータルサイト・NAVER*
に続いてオーマイニュースが韓国から上陸し、8月にサービスを開始する。

「すべての市民が記者」というインターネット新聞・オーマイニュースは
盧武鉉政権では大統領府の記者室での取材も許可され、
一般メディアを抑えてスクープを取り、言論の一角を担っている。
韓国のデジタル・デモクラシー(玄武岩)を体現するような存在。
初代編集長は鳥越俊太郎。

Cyworldのパドタギ

*NAVERは2005年8月31日、日本でのサービスを終了。


Nam June Paik in Ginza
6月は
先日書いたNam June Paikの追悼展がはじまる。

njp 002.jpg

Merce by Merce by Paik
Merce Cunninghamを撮って...
「時間と空間をレイヤー化し変貌させ」た作品と
クレヨン画『無限とハート・幻』。

特に好きというわけではないけれど...
後学のために見に行こうと思う。


五つの視線と九老
外国人労働者、韓国系中国人の話『もし、あなたなら2 五つの視線』の一編『鍾路、冬』を観て。

最近ソウル・九老のチャイナタウンが韓国系中国人でにぎわっていると聞いた。
『子猫をお願い』に出てきたのは仁川に住む中国系韓国人。

地下鉄九老工団駅を降りて
太平洋化学の太平洋博物館に行ったこと、
粉青沙器(三島)などの白粉入れや陶磁器を見に行ったことも思い出す。

太平洋化学は今月日本に進出、都内百貨店に出店している。




Digital Divide 政府電子化

ブラウン大学トーブマン公共政策センターによる世界電子政府調査で
第6回目の今年韓国が1位に躍進した。
今年の調査では電子サービスの増加が最大の変化という。
韓国の電子政府も電子サービスが拡充されているのがポイント。500種類以上の電子サービスが確認されており、司法試験の結果や離散家族の消息を尋ねるサービスもweb上で完結する。

講評によると
サイトはよく整理されていてユーザー・フレンドリーなデザイン、音声やビデオもほぼ標準仕様。そしてインタラクティブなのが特徴。
ほとんどのサイトにはゲストブック、会議室、あるいは請願コーナー等がある。
Cyworldの国という感慨。

北朝鮮の電子政府も
100点を獲得しているジャンルがいくつかあって興味深い。

地球規模では
この電子政府の調査からもデジタル・デバイドの傾向がうかがえる。
欧米アジアが先行しアフリカ中南米は後塵を拝す状況。

ジニ係数との連関はあるのだろうか...
格差の問題は機会の不平等をも炙り出す。

世界電子政府調査1位になった韓国だが
電子化が活発になって開発案件と求人は増えたのだろうか。
大学で教職につく友人の話によると大卒の就職難は続いているという。

ソース:Global E-Government Full Report, 2006

ジニ係数:分布の集中度あるいは不平等度を表す係数で所得の不平等さを測る指標として使われる。



Bye Bye, Nam June Paik
カラーバーは蒙古の色遣い
とPaikは書いていたが、
半島のセクトン(六色もしくは五色)のようにも見えた。
その縦縞セクトンの上にしためた手紙のような作品には
ハングルが踊る。初見のような気がする。Paikの書くハングルは初めて見た。
8.15や有終の美という言葉が書かれていた。

「ケージの森/森の啓示」は
人類の祖先の樹上生活を思い出させる。
そして未来の人類は、先祖のように樹上で生活しながらTVを見ているかもしれない...。
「時は三角形」はマリオ・ボッタ設計のWarariumを模したもの。
Watariumに初めて来た時はマリオ・ボッタを知らなかった...
ソウルでマリオ・ボッタ

TVの中のろうそくは儚くけなげな感じがしたが...「キャンドルTV」
炎をゆらし刻々と変遷する時間の力を感じた。
韓国の巫堂とキャンドルTVが並ぶ映像を見ると
現代のシャーマニズムを意識したりもする。文明と文明以前の対比。
チャン・ジンの映画『拍手する時に去れ』の中でもTVでクッ(神事・降霊)を中継していて
合理的な生活と非合理な生の対比があった。

TVモニターはmaruman、SONY、SANYO、Samsungと時代の変遷に合わせて変わり行くのが楽しい。
サムソンとデリラならぬサムソンとソニー

風神雷神も最終日だったけれど
この日からこの日からやっと最終日に行かれた...

byebyeNamJune

この界隈はSydneyのPaddingtonあたりに似ているかも...。

富嶽三十六景 湘南平の富士
富士遠景
fujiEnkei

望遠鏡とカメラによる富士
fujiScope

頂上の雪はまだ少ない。望遠鏡でも登山している人は見えなかった...。
大島が海の向こうに見える!

山の中には東京で見るより大きい、
小鳥くらいの大きさの揚羽蝶がふわふわ飛んでいる。
木の音、山の音があふれるところ、高麗山を上ったり下ったりして高来神社へ。
こじんまりした神社。渡来人の里の地名は今も高麗だった。

去年見たのは神奈川沖浪裏、本物の北斎の富嶽三十六景。


Digital Cinema
デジタルコンテンツに関する調査研究を通して
韓国映画市場が分析されている。今日のセミナーで。

韓国映画の市場占有率の高さとシネマコンプレックスの増加による相乗効果で
韓国映画界は発展している。
ただし、最近メディアでとりあげられているように
ブロックバスター作品が公開劇場を占有し
動員数を爆発的に増していく傾向がある。

デジタルシネマの発展は
Art・Technology・Business Modelが三位一体となっているかにかかっているそう。
SIGGRAPH 2004短編アニメーション映画最優秀賞受賞作品、Birthday Boyを見ると
ArtとTechnologyは手を結んでいる。
伝えたいことは映画で伝わる、CGでも伝わる。

あとはIndependent作品やデジタルシネマを上映するビジネスモデルの発見と
上映できる映画館が増えれば...と思う。
デジタルで撮影した作品を35mmに変換して上映している状況、
規格が統一されていない状況は
Thomas Samuel Kuhnの言うParadigm Shiftで革命的に変わるとよいのだけれど...
(videoもDVDもCPも...規格が混在しているから)

3D etc.については後日...



呼び出される歴史
京都の大学でシンポジウム。
今日は韓国映画の女性像について。

1920年~2000年の
韓国映画の女性像は恨で語られるものだった。
1960年代は太陽族の青春映画の花にすぎず、
1970年~1980年代は独裁政治の下、自由奔放な女性像は描かれることはなかった。
1990年代になっても女性の主体性やアイデンティティーは描かれず。
2000年以降の韓国映画の女性像は
女性像/性としてでなく女子像/性として語られるようになる。
(日本語では女性像/性と女子像/性とを区別して使わないので
日本語で表現するのはむずかしい...genderとしての女性像/性)

1997年のIMFアジア経済危機が
映画にどのような影を落としたか、
元韓国財経相の講演の時は聞くことができなかったが...。韓国映画とIMF
民主化が進んで社会が急激に変化する一方、
家族が解体し...(どこの国も同じような状況だが)
その状況を反省し映画の中でも対象化せざるを得なくなったという。

『浮気な家族』を観た時は
農耕民族のような、陰陽で言う地を体現するように保守的に描かれていた女性像が
狩猟民族のように躍動的で活動的に描かれているのを感じた。
『オアシス』のせつなさとはまた異なる趣で
女性の、ムン・ソリの美しさが印象的。



If you were me:animation
韓国人権委員会が人権をテーマに製作した短編オムニバス映画、今回はアニメーション。
『昼寝』
子ども同士の差別は
親から伝染するのがわかる。でもほんわりした絵と色が救い。

『動物牧場』
ARDMAN (『ウォレスとグルミット』シリーズなどのクリエイター)のクレイアニメのようで親しみやすく可愛らしいが、せつないシーンも...。

『彼女の家で』
働きながら乳児を育て旦那の面倒もみるとなると...。

『肉多骨大女』
半島の民画(虎の絵)のようなデフォルメした画風が楽しい。

『自転車の旅』
はイ・ソンガン監督。
最初のIf You were Me(『6つの視線』)でパク・チャヌク監督の『N.E.P.A.L. 平和と愛は終わらない』を観た時や
ユン・イノ監督の『バリケード』を観た時のような気持ちになった。

『人間になれ!』
学歴社会を風刺。

アニメーションは
子どもも観る機会があるのかな...

2006年のIf You were Me(『5つの視線』



三清洞の秋
まず足を伸ばしたのが三清洞。
銀杏並木を見上げながら
街路にしきつめられた黄葉の絨毯の上を歩いていく。

ichou.JPG

紅葉は武橋洞あたり。

momiji.JPG


うねんうねん 銀行の木
銀行(ウネン)も銀杏(ウネン)色に染まっている。
銀杏銀行=うねんうねん

銀杏は英語でginkgo。
ギンコ ギンコウ 銀行...

unen.JPG


傘とWarhol

ssamjigilusan.JPG

曇っていたので、傘の空色がよく撮れていないけれど...
口の字形の、Slopeのある建物の中庭から空を見上げると...傘とウォーホールだった。



許浚の町

韓方(漢方)の町、京東市場にちょっと足を伸ばす。

韓方医院のウィンドウには許浚の肖像画が。
許浚は中国・日本にも広まった医書「東医宝鑑」を著した。

huhjun.JPG

おもしろくて一気に読んだ「許浚」。チャングムがハン尚宮に水をもっていくシーンはこのエピソードに基づいているのかも...(読む前...

マンガ「新暗行御史」には
許浚の師・柳義泰と同名の人物が登場している。


青みがかった赤
メーカーの方から聞いた話。

日本メーカー製の液晶の映す赤色は暖色の赤で
東アジアのユーザーに好まれ、
おなじ東アジアなのに韓国メーカーの作る液晶の映す赤色は
青みがかっていてヨーロッパのユーザーに好まれている。
青みがかっているほうが
白い肌にうつりがいいけれど...

色みを評価する、感性的評価には
地理的生理的(生理的とは、瞳の色の違いで見える色みも違ってくるところ...)な要因も関わっているようで興味深い。

韓国語には色を表現する形容詞が多い、おぼえられないくらい...青みがかった赤はなんと言うのだっけ...。
韓国の青磁は中国の黄色がかった青と違って涼しげな青さなのも関係あるのだろうか...

竜山の龍
韓国の伝統行事チャジョンノリ(輪結び戦)の縄のよう...と思って近くに行ったら
わらで出来ている龍だった。

yongsan dragon.jpg

友だちによると米軍基地が移転することが決まって
ここに龍をつくったそう。



stationery fan!
ソウル発の文具たち。

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今年は銀座や下北沢の店にも輸入されているようで
時々見かける。

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忠武路にて
ソウルで観たのはこの5本。

『ヘバラギ(ひまわり)』
『偉大なる系譜』
『熱血男児』
『タッチャ(タチャ、イカサマ師)』
『Dear ピョンヤン』

Central Cityや貿易センターの映画館に行くことが多かったけれど
今回は団成社にはじめて行ったりシネカノン・ソウルにも行ってみた。

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福チュモニ
今年は福チュモニ(巾着)のカードが韓国から届いた。

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巾着の中から子どもが5人も!(姫もいる)
カレンダー付きで韓国の祝日がわかるなぁ。


東京人生
荒木経惟「東京人生」展。

見慣れない面構(片岡球子の面構シリーズの絵とも異なる、
70年代の米国の田舎にいそうな顔もあるし、「ディープ・コリア」の写真とも異なるし...)

1982年のキム・ドクス(サムルノリ)の写真には
中上健次、坂本龍一も写っている。

チロや陽子の写真は少しさびしく
すこし日だまりのような感じで別格。

人間動物園や
丸ビルの窓すべてに女性の顔がうつる写真が鋭い。
日本人の顔が今と違う、いまはこんな顔の人はいない。

豪徳寺や下北沢の曲がり角は
写真に切り取られた当時と今も変わりなく...

ビョーク、UA、浅野忠信、町田康のポートレイトが並んでいるのが
ひとつの方向性を表しているようでおもしろい。

一龍斎貞寿の講談を遠くに聞きながら
40年近く前の人間たちの顔をみる。
ふたつの過去・講談の時代と写真の時代
そして現在の3つの時代が交錯して不思議な気分。

中村座の壁には役者絵の代わりの肖像写真が。


Bonne Annee!Restaurant Coreen
パリの日本語情報紙Objet Volant Non Identifieにも今年の干支いのししが仏蘭西風に...

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しばらく見ないうちに韓国料理店の広告が増えている!
あるページでは飲食店の広告20件のうち13件がRestaurant Coreen(韓国料理店)。
日本料理店など日系企業の広告出稿数が減り
韓国料理店などの広告出稿数が増えているためか、
韓国料理店が実際パリで増えているのか、
パリの日本人に韓国料理をマーケティングし始めているのか...

OVNIはUFOの意味。
伊語も西語もOVNIだった。
(伊:oggetto volante non identificato
 西:objeto volante no identificado)


旧館
李朝最後の皇太子が住んでいたところ。

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シンポジウムのあった大学の近くでした。

画家と帽子
画家が監督になると
色彩、構図などもほかの監督とは趣が違ってくるのだろうか。

いつも目深にかぶっている帽子のひみつを聞いた。
画家の帽子、キム・ギドク監督の帽子。
ひざの上の瓶覗色の風呂敷包みにはなにが入っていたのだろう...

瓶覗色
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水温む 野菜の春
お米を研ぐ時の水の温度(水ぬるむ)で
春の訪れに気がつくが
野菜から春を感じることも多い。
苦みのある野菜が増えてきて...春を感じる。

そして春のビビンパは新芽やパプリカ入りだった。

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美思(MISSHA)

MISSHA(美思)が近くに出来てプリプラ、キャンディカラーのコスメたちを見に行く。

MISSHAとの出会いは2004年釜山(PIFF)でのこのポスター

The Faceshopの秀香(スーヒャン)も韓方(漢方)配合で人気があるけれど
今度は韓方系ZAIN(姿人)も登場するそう。
漢方の匂いのするを思い出す。



お茶の時間 甘処茶
今日は韓国式のお茶の時間。

韓国の麻袋や柿渋色の紙を叩いて作った器(ボウル)が展示されていた。
(柿渋色に染めた伝統服は何年か前にソウルで見たけれど、器ははじめて)

薬食と甘処(あまどころ)茶でお茶の時間。薬食のシナモンの香りがなつかしい。お茶は芳しい香り。
蜂蜜が入っていて「薬」になるから薬食。薬菓もはちみつをつかったお菓子。

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他に松の実をまぶした生姜菓子、胡桃を干し柿で巻いた菓子があって
どれも好きなのでなかなか選べず...。
お茶は菊の葉茶、蓮の葉茶、五味子花茶もあった。

秋の夜とお茶


Big Bang from...

Gummy & Big Bang from...Korea @代官山

Hip Hopをembraceしているので
音をたしかめるためにBig BangのLiveに行く。
(Movement派だけれど...)

まずGummyの歌から。♪クデ トラオミョン♪I Ain't Got You♪記憶喪失♪など。
Soulfulな歌声を聴けてよかった~(誕生日いっしょ)!

Big Bang登場。
♪Big Bang♪の後
Gummyとのセッションで♪We Belong Together♪沁みる曲。
♪フンドゥルロ♪)そして♪La La La♪。PopなHip Hopでした。

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Pinkberry

Pinkberryのフローズンヨーグルトが流行っているLAに
韓国のフローズンヨーグルトやさん、Red Mango(@2004年釜山)がオープンする。
低脂肪ヨーグルトにフルーツいろいろのトッピングが美味しかった~乳酸菌の図

IceberryではMidnight Parfait。かき氷(ピンス)が有名なお店。
Iceberryはyの上に苺ののったロゴでPinkberryはPの前にくだものの絵ののったロゴ。
(ロゴをふたつ並べると左にピンをとめた女の子と右にピンをとめた女の子のイメージが浮かぶ、鏡像のようなふたつのロゴ?)


ソソソゴル
桑の実のお酒、ラズベリー・マッコルリが美味しかった。マッコルリはフルーツ入り乳酸菌飲料のような爽やかな味。ぶどうマッコルリ、おこげマッコルリ、黒豆マッコルリもあった。

銀杏と月見草でつくったお酒やむんべ酒も味わいたかった...
ソソソゴルというお酒も気になった。瓶の形が前のシャンパンゴールドの携帯電話や以前つかっていたJean Paul Gaultierの香水瓶に似ているから。

薬食同源な薬酒はどれも美味しそう。

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Amerie:from Hip Hop to Dawn
we danced to Amerie's1 Thing.
it's R & B, SOUL, and Hip Hop!

Amerieの第一言語は韓国語だって。


音の粒:Chopin Scherzo
Julius Kimのピアノリサイタルは雨の日(ショパンの「雨だれ」を聴きたい気分)。

音の一つひとつが粒のように
しずくのようにくっきりと澄んでいて
小川(Bach)のような流れと調和を作っている音楽(光の粒子と波動の関係のような)...
繊細さとダイナミックさが共存する演奏。
アンコール曲は
指が鍵盤に吸い付いたままピアノが持ち上がっていくかと思ったほどの情熱的な演奏だった。

音の粒について、
そして音の粒が光る音楽、と書くと
釜でふっくら炊いたごはんのお米のひとつぶひと粒につやがあって
お米がたっている映像も思い浮かぶ...
音楽と炊きたてごはんをいっしょにするのはちょっと気がひけるけれど。

Sonate fur Klavier Nr.14 Sonata quasi una fantasia Moonlight op.27-2(L.v. Beethoven)
Faschingsschwank aus Wien 'Phantasiebilder' op.26(R. Schumann)
Fantasie op.49(F. Chopin)
Polonaise No.6 'Heroique' op.53(F. Chopin)
Polonaise No.7 'Polonaise-fantaisie' op.6(F. Chopin)
Scherzo No.2 op.31(F. Chopin)

Encore

'Nocturne' (C minor?)(F. Chopin)
'Etude' No.2(Stravinsky)

@東京文化会館



Study in Economy
朝から夕方まで「世界経済の変化と転換期の韓国経済」のシンポジウム。

The Development of Financial Globalization and Korea
Capitalistic Transformation of North Korea
韓国経済の改革と未来
IMFプログラムの汎世界的失敗
FTA
など興味深いテーマがならぶ。to be continued...


高麗美術館

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石のおじいさんが迎えてくれる洛北の美術館。昔の石


胡蝶侘助
高台寺にて
to be continued...



double helix
ビビムパッ(ビビンパ、韓国風まぜごはん)味の映画。
過去と現在がフラッシュバックで折り重なって行き
折り重なった歴史が血や肉となる過程を目撃している気持ちになる。
この、過去と現在が織り成す複雑な味、
歴史が綾なすビビムパッのように混じりあった味は
来し方のバックグラウンドが違う場合は特に(初めて見聞することも多いだろうから)
何度も咀嚼しないと。歴史を読み直し、自分の歴史に重ねる作業になるかもしれない。

ケンカのシーンではじまり
ケンカのシーンで終わるような円環構造は前作と同じだけれど
社会に出てからの今作のほうが、
現実のリアルな壁を感じさせてだんぜんおもしろかった。

学生同士の、まだ社会に対する義務や責任が少ないもの同士の朝鮮人と日本人の交流より
さらに一歩踏み込んで、社会や家族に対して義務や責任のある社会人同士の
朝鮮人と日本人の交流(アンソン一家と佐藤)がリアリティを増している。

そして前作よりちょっと梁石日の風味が加わり、金塊をめぐる活劇が入って
より、生きること、生きていくことに必死な人間とその生の切実さが伝わる。

そう、過去と現在が交互に描かれ
二重らせん構造のようにクライマックスに収束する展開が
遺伝子、DNAの二重らせん構造、そして血を意識させる。

エンディングの歌は3世代の声によって歌われる。
特に在日2世と日本人の間に生まれた子と、
在日と友情を結んだ日本人とで歌って
地域社会に根を下ろし、根を広げている未来を描いているようで象徴的だった。
米倉斉加年(子どものころ母から「多毛留」という、半島から来た母と子の話の絵本をもらっていた)や、
宇野重吉(米倉斉加年につながる。紙芝居の話ははじめて知った)という韓国にゆかりのある出演者も興味深かった。

『パッチギ!LOVE&PEACE』を観て。


Google Korea
Google韓国版だけ、
Gmail、トーク、カレンダー、ノートブック、ツールバー、デスクトップ検索、Picasaをアイコン化して配置している。

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5月30日、韓国での講演の際、Google CEOのSchmidt氏は孫鶴圭前京畿道知事から以下のような質問を受けていた。

「Googleが情報へ関与する影響力を増すほど、Googleなしに情報にアクセスするのが困難になる。情報へのアクセスを統制するようになると、GoogleはGeorge Orwellの「1984年」のBig Brotherになる恐れもある。Googleのような巨大ポータルにより、ここで探せなかったり制限されたりする情報へのアクセスが不可能となる可能性もある。巨大企業により1人1人が恩恵を受けられるはずの民主主義が歪曲されているのではないか」(NHK特集で知った、Kinder Start社の検索ランキング訴訟を思い出す)。

孫鶴圭氏は第17代大統領候補。
Googleよりdemocraticな検索エンジンは登場するのだろうか、平等なwhole accsesiblityの...。
でもSchmidt氏が言うように「情報が多いほど牽制や均衡が生じるもの」なのかもしれない...。

Google Moon

Gmail

make a call Google

to be continued...!?

buzz KOREA

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